〜かいあって / 〜かいもなく

[意味]
①〜の効果があって / 〜のおかげで
②〜の価値があって

大変だった、辛かったが〜したことで効果や成果が得られて、いい結果になったと言いたい時に使う。

[接続]
V(辞書形 / タ形) + かいがあって
V(ます形)ます + がいがある
Nの + あげく ※Nはする動詞のN

[JLPT レベル]
N2

[備考]
①話す時は「〜かいがあって」の「が」が脱落することが多い。
②否定の形は「〜かいがなく」でもいいが「〜かいもなく」を使うことが多い。

例文
1. 肯定文
・毎日シャドーイングをしたかいがあって、発音が上手になった。

・毎日鏡の前で練習したかいがあって、プレゼンは大成功だった。

・2時間も並んだかいがあって、日本一美味しいと評判の高いラーメンを食べることができた。

・20kgもダイエットに成功したのだから、高いお金を払ったかいがあったと思う。

・苦労したかいがあって、第一志望の大学に合格できた。

・彼はいつも面白い反応をしてくれるので、イジリがいがある。

・ジェシカさんは真面目だし、予習・復習をきちんとしてくるから教えがいがある。

・今の仕事は忙しいが、やりがいがある。

2. 否定文
・努力のかいもなく、N1の試験に合格できなかった。

・遠くから時間とお金をかけて来たかいもなく、店は閉まっていて名物料理が食べられなかった。

・父は手術のかいもなく、亡くなってしまった。

・夜11時まで残業したかいもなく、納期を守れず謝ることになった。